小糸視点で見たノクチルイベント『天塵』
このブログは小糸Pであるわたし個人の所感をまとめたものとなります。
イベコミュ全体ではなく小糸の言動や心情を中心にまとめていきます。
あくまでも個人的感想になるますので、解釈違い等は悪しからず。。。
さて、6月末になり、予告されていたノクチルイベントが始まりましたね。
待ちに待ったこの時ではありますが小糸Pとしては少しの怖さもありました。
過去であったりメンバーとの関係を解き明かすことによって小糸の弱い部分が露呈してしまう可能性があったからです。
しかし、そんな部分も理解して、成長していく過程を見守りながら応援をしたいという気持ちから小糸Pになったという人も多いでしょう。
わたしもそうです。
このブログでは
①幼少期の回想から考える小糸の成長過程
②『アイドル:福丸小糸』と幼なじみの関係性
という部分から考察していこうと思います。
拙い文章かもしれませんがよろしくお願い致します。
①【幼少期の回想から考える小糸の成長過程】
●オープニング ハウ・スーン・イズ・ナ→ウ
『…とおるちゃん 夏休み、ずっといないの…?』
物語は小糸の一言から始まります。
幼少時代の夏休み、透が町を離れることになります。実家へ帰省するのでしょうか。よくある話ですね。
それを聞かされて泣き出しそうになる小糸。
透が遠くへ行ってしまうことが悲しいのでしょう。
まずはこのコミュ時点で、ノクチルの4人がどれくらいの年齢なのかを推測していきます。
小糸と雛菜が知り合ったのは小学生になってからなので、小学校入学後であることは確定です。
そして、車の金額等の知識がなく金銭感覚が身についていないことから、小学校低学年ほどではないかと考えます。
もう1つそう考える理由に、小糸がマイナス発言をしていないということがあります。
万が一この頃から親に厳しい教育をされていたのであれば、透がしばらく戻ってこないことによって会える機会がものすごく減ってしまいます。
ひょっとすると夏休み中は以降1度も会えないかもしれません。もしそうであれば小糸は不安から何かしらのマイナス発言をするでしょう。
それがないことからこの時点での小糸は、『会えないことへの悲しみ』はあれど、『仲間外れになる不安』は抱いていないと考えます。
以上のことから、親からの厳しい制限は中学受験を意識し始める小学校の4〜5年あたりから始まっているのではないでしょうか。
しかしそうなると個人的にとても悲しくなるところが1点ありまして…
このコミュで他の3人に対して内弁慶感がまったくない小糸…自分がその中にいることに疑念などこれっぽっちも抱いていないのでしょう。
おそらく内弁慶という性格はこの頃にはまだなく、成長するにつれての家庭環境や人間関係の変化とともに備わってしまったのだと考えます。
成長するに連れて性格は変わっていくものだと思いますが、小糸に関して言えば、内弁慶という性格が成長の途中で備わってしまったのであれば、それは確実に家庭環境の影響が大きいと言えます。
みんなとこれまで通り会えなくなったからこそ、自分の存在理由を、その意義を、自分の中に求めたくなる。
多感な時期だからこそ防衛機制によって蝕まれていく心…
自分で考えた解釈にも関わらずとても心が痛くなります。
今回のコミュでの小糸の親の登場はありませんでしたが、幼少期からアイドルになるまでの空白期間もいつか語られることがあればいいですね。
こちらもそれなりの覚悟が必要になると思いますが…
②『アイドル:福丸小糸』と幼なじみの関係性
●第2話 『視界1』
では、
『かっこいいじゃん』
『って、透ちゃんが言った その「私たち」に…』
『わたしもいる』
という小糸のセリフがありました。
仲間外れになることを恐れる小糸からすると、憧れの存在である透のこの言葉はさぞ嬉しかったことでしょう。
正直ここのセリフは聞いてて涙ぐんでしまいましたね。
そうなんだぞ小糸、ここにいていいんだぞ
って心の中で叫びました。
わたしの感想はさておき、
続く ●第3話 アンプラグド
初仕事の生配信本番の日。小糸はものすごく緊張している様子。
この緊張は、もちろん仕事に対するものもあるかと思いますが、それ以上に
『私たち』の中の『わたし』でいるには失敗なんかできない。
その思いがあったのではないかと思います。
緊張の理由が内側にあるあたりがいかにも小糸らしいですね。
続いて ●第4話 視界2
自主練中にばったり円香と出会う小糸。
『円香ちゃん、全然…歌えて踊れるのに』と声をかけると『…小糸もでしょ 全然、歌えて踊れてる』と返されます。
さて、ここで私個人的にこのイベントで一番グッときた場面がおとずれます。
これまで散々内弁慶で通してきた小糸が、『私たち』の中に『わたし』もいることがわかって態度が変わった。
内弁慶であった理由はやはり、4人の関係性、4人の中に『わたし』が必要であることを自分で肯定したかったからなのでしょう。
でも『私たち』に『わたし』も含まれていることがわかったことでその必要がなくなった。
とりわけ、それを明確にしてくれたのが透であったから。
『透ちゃんがかっこいいって言ったら それはもう、かっこいい』
『透ちゃんが笑ってたら みんな、笑っちゃう』
『透ちゃんが私たちって言ったら、それは私たち4人のこと』
だから『ぜんぜんよゆー』ではないことを自分で認められた。
小糸はアイドルをやる理由をそこにも見出しているんだと思います。
だから、ユニットとして次の目標がなくなっても練習は続ける。みんなと一緒にいれるようにするために。
見ていてここが一番鳥肌たちました。アイドルになる前と後、小糸からすると3人との距離は明確に変わっています。3人からしたら変わってないのかもしれませんが。
こうなるとこれからする全ての経験が宝物みたいに見えてしまいますね…
そして ●第6話
Pから花火大会の営業の仕事を提案される4人。Pは内容が内容だけに出演するか否かの判断を4人に委ねます。雛菜は出演したいと答えるものの、円香は出演する意味があるか疑問に思い、考えると答えます。
これまでであれば、おそらくこの場面では小糸は何も発言しないでしょう。発言したとしても『〇〇ちゃんは…どう思う?』くらいですかね。自分が口を出して関係が壊れてしまうことが怖いから。
しかし小糸はここで、『出てみたいよ…!』と声に出します。
発言するまでの逡巡が小糸らしくていいですね。勇気を振り絞ったのかもしれません。
小糸が出たいと思った理由。それはまさしく
『みんなと一緒にいたい』からです。
これまでは、みんなと一緒にいられなくなってしまうから声をあげていなかったのが
みんなと一緒にいたいから声をあげた。
ここもアイドルになる前と後での対比なんですかね。たまらん。
Pが理由がなければ『やっぱり辞めたい』でもいいと言った時に小糸だけ反応してるところをみると、やはりアイドルになってからの4人の関係性というのを小糸は大切にしているんだと思います。
そして、上記の理由で発した小糸の『出てみたい』との思いを肯定する透と円香。小糸からすればここが一番嬉しかったのではないでしょうか。自分と同じようにみんなも4人の関係性を大切に思ってくれている。それがわかれば怖いものなんてありません。
さて、そして最終話。
●ハング・ザ・ノクチル!
先日の生配信の収録とは違い、今日は緊張もありません。
気持ちの強さがこれまでとは違いますから。
そして戻ってくる内弁慶発言。これは自分の存在を肯定するためのものとは全く違います。
心なしか声色からも、強がりを感じませんね。
以降はもう説明不要でしょう。
これまでわたしは、4人の関係性を最も大切にしているのは小糸だと思っていました。
これだけ悩んで、もがいて、苦しい思いをしながら、みんなと一緒にいるためにアイドルにまでなった子ですから。
今回のイベントコミュでもたくさんの苦悩がありました。そしてその苦悩も4人でいたいという強い思いから来るものでした。
海に飛び込んだ4人。小糸はみんなに
『ちっちゃい時、みんなで海行こうって言ったの覚えてる?』
と尋ねます。
この問いに円香は
『お金貯めて、車で行こうって言ってたやつでしょ』
と答えます。
この後のやりとりが個人的にはかなり驚いた部分でありました。
小糸が覚えていなかった『車で』というところを円香と雛菜はしっかり覚えていたのです。
オープニングコミュは円香の回想であったので円香がそれを覚えていることに違和感はありませんでしたが、雛菜まで覚えていたことには少し驚きました。(雛菜Pさんごめんなさい)
先述しましたが、小糸はみんなが自分と同じように、4人の関係性を大切に思ってくれていることがわかったことで不安がなくなりました。
ここまでのコミュではそのことを直接的に表現していなかったものの、これだけ苦悩していた小糸より円香・雛菜の方がはっきり覚えていたこと…
こんなに直接的な表現はないですよね…笑
最後にこれほど安心する終わり方をしてくれて、読み終えた後にとても胸が熱くなりました。
さて、まとめに入ります。
正直小糸Pのわたしとしては、ここまで小糸の心情を掘り下げてくれるとは思っていなかったので驚きました。
内弁慶という小糸の内面がどうしてもマイナス方向にしか捉えられなかったのが、このコミュで一気に方向転換しました。ここに特に驚かされました。
やはり『福丸小糸』という女の子はノクチルの3人がいてこそ、自分の魅力、実力を100%発揮できる子だと改めて実感させられたと同時に今後の活躍がますます楽しみになりましたね。
加入が発表された3月から今回のイベントでようやくひと段落ついた気がします。
これからもさまざまな経験を通して人間として、アイドルとして成長していくその過程を見守り続けていきたいですね。
最後に…
あくまでわたし個人の見解となりますので、違う考えの方がいたらその考えを伝えていただけると嬉しいです。わたし1人の考えでは深みが出ないので…
拙い駄文でお見苦しいところもあったかもしれません。申し訳ありません。
そして、ここまでお付き合いいただいた方に感謝申し上げます。ありがとうございました。
今後ともよろしくお願い致します。